
ご主人はアメリカ合衆国コロラド州のデンバー出身。小さい頃から大自然と親しみ、薪割りなども手伝っていたそう。だが、日本の以前の住まいではそれができなかった。今回、薪ストーブのあるリビング、自然に寄り添う暮らしが叶い、本当にうれしいそう
大きなワンルーム感覚のLDKは、中央に吹抜けもあって開放感いっぱい。リビングのシンボルは薪ストーブ。炎を見ていると時間を忘れるとか。また、八角形の塔の内側(写真奥)は窓に囲まれたサンルームのようなスペース。庭を眺めながらお茶を楽しめるそう
無垢パイン材の床の仕上げや漆喰壁の塗り方にもこだわり、樹脂サッシは木の枠で囲ってヨーロッパの田舎家のイメージを実現。自然素材+高気密・高断熱の効果で夏はカラッと爽やか、冬はLDKに置いたストーブ1つで家全体が暖まるという
スローカントリーをテーマにした内装は、床材と腰壁に天然無垢パイン材をふんだんに使用。ダイニングカウンターやキッチンの吊戸棚、AVボードや飾り棚までオリジナルで造作。オープンプランの開放的な空間にも関わらず「冬でもストーブをあまり使わないほど暖かい」という
パイン材の床と塗り壁、併せて薪ストーブの温かな空気がくつろぎの時を優しく包み込んでいる。「床暖房が無くても無垢材だから足ざわりがほんのり暖かく気持ちがいいです。天井の梁を古木に見えるように削ってみたり、楽しい家づくりでした」とKさんは話す
オープンプランニングで集いの時にもコミュニケーションを妨げない、広々としたリビング・ダイニングスペース。クラシカルでエレガントなデザインの薪ストーブは、小型だが高性能なバーモントキャスティング社製。カーペットを敷きつめた床に腰をおろしたり、ソファで寛いだりしながら憩いの時が流れていく
高性能の断熱材を使用した住まいは、高い気密性・断熱性を誇っている。開放的で明るいリビングは1年を通じて快適そのもの。「3月の頭くらいから暖房を切って換気システムのみの稼働にしていますが、まったく問題はありません。ストーブが巨大なオブジェと化しています」
むき出しの梁は「ハンマー・ビーム」と呼ばれる木組みを採用。窓は、気密・断熱・遮音性に優れたマーヴィン社製の複層ガラスサッシが標準。高い壁面の下部はオーニング、上部の窓は1/4円のサークルとオーニングの組み合わせだ。また、これだけの大空間も、高性能の発泡型断熱材「アイシネン」を採用した気密・断熱システムだから、これだけの大空間も暖房は薪ストーブ1台でOK。階段の段板・手すりは共に無垢のパイン。小柱はアイアン。味わいのある床はアンティーク加工で仕上げられている
オーク材の腰壁、薔薇模様の壁紙、暖かなストーブ。手仕事の温もりあふれるリビングルームの仕様である。生活の細部にまで芸術の薫りを、と願ったアート&クラフト運動への共感が随所に表れているのだ。設えられたカウンターボードは、腰壁に調和して、上質な空間を醸し出している。選び抜かれた「アート&クラフトDECO」の内装は、まさにその精神を存分に受け継いでいる
薪ストーブを設置したホビールーム。薪ストーブに火を入れて、大好きなお酒を飲むのがMさんの至福のひと時なのであろう。炎の揺らめきを見ていると、時の経つのも忘れて、心身ともにリラックスできるそうだ
Oさんの家では、玄関以外、主寝室もお嬢さんの部屋も、トイレも、ドアを開けてオープンに暮らしている。それで冷暖房が効くのか訊ねてみると「冬は薪ストーブ1台、夏はエアコン1台で、家中を快適な温度にすることができる」という。また「真冬の朝は−5℃にもなりますが、そんなときも家の中が20℃以下になったことはないです」とも。薪ストーブの熱が朝まで持続するそうだ
玄関ドアを開けたとたん、とても暖かく感じた。リビングで焚いている薪ストーブの熱が、北側の玄関も暖めているのだ。玄関を入って右側が主寝室などのプライベートスペース。正面から左側がパブリックスペースだ
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